91%日記

日々頭の中で行っている会話の言語化です

実家ハラスメント

はじめに

盆なので実家に帰省しています

いま実家で生活しているのは、父、母、妹その2(高2)、弟(小6)の4人で、わたしが2日前から帰省し、兄と妹その1が明日から帰ってきます

 

2016年夏、ハラスメント

去年の帰省では、実兄(当時23歳浪人生)から度重なるハラスメントを受けた

主に恋愛関係について

代表的なものだと「お前には結婚なんてできない」「自分は人から好かれる人間ではないと自覚しろ」「誰もお前に興味なんてない」から人格否定に発展したえとせとら~~~~って感じ

なぜそんなに恋愛関係に特化したのかというと、おそらく兄のコンプレックスのせい

 

兄が当時浪人生であったのは大学の卒業に失敗し、別の大学に編入する準備をしていたからである

それまで兄が私に勝っていた点、思いつく限りでは

  1. 勉強(よくできたというより、先に学習していたため知識が多かったという面において)
  2. スポーツ(わたしは50mを10秒かけて走るが兄はサッカー少年だった)
  3. 恋愛面(中学時代からまあまあ彼女を作っていた)

 の3点があげられる

このうち、

  1. 勉強:兄は大学を卒業できなかったという業があり、編入を希望していたどの大学も弊大学より偏差値的に勝てず
  2. スポーツ:そもそも留年した原因がけがによる長期入院であり、現在は激しい運動ができない
  3. 恋愛面:兄には遠距離恋愛中の彼女がおり、わたしは喪女である

と、上の2点において兄は私に勝ることができず、微妙にコンプレックスを抱いているように妹のわたしからは見える

しかし、3点目においてはまだ兄はわたしからの勝利を確信している

 

そこで3.恋愛面について、わたしの集中砲火が始まったのである

ちなみに妹二人のうち、妹その1には当時交際している同級生がおり、妹その2は高校進学とともに別れた彼氏がいた実績がある

つまり、兄が3点目において攻撃できたのも兄弟でわたしだけであった

 

昨年、地元でのインターン参加のため18日間の実家暮らしをした

その間、兄は少しでもわたしと意見が衝突するしない関係なくまったく関係ない話題であってもわんわんと恋愛面におけるハラスメント発言をし、人格を否定するようなことも言った

 

もちろんその場に両親やしたの兄弟がいるんだけど、ぶっちゃけ兄は怒りの沸点がたいへん低く、実家では腫物扱いを受けていたので誰も兄を止められなかったし、わたしも耐えなければいけない空気を感じていた

 

 

 

実家はたいへん狭く(というか人間が多くて)、18日間の帰省の間、わたしに与えられたパーソナルスペースは風呂とトイレの中だけだったのだが、ある日、兄が突然の激昂し、発した

「うるさい!自分の部屋に戻れ!俺の視界から消えろ!」

という言葉に対してわたしは答えた

「わたしには部屋もないし動けないよ」

実は当時、わたしが実家に住んでいた時に居室として使っていた部屋を兄が独占している状況だった

兄は自分の存在によってわたしがパーソナルスペースを持てていないことを知ったうえで何も考えず発言したわけである

「もういい!俺が部屋に戻る!」

兄はいろいろな感情で部屋に戻り、ふすまを大きい音を立てて閉めたんだと思う

 

 

 

わたしもその日はとてもしんどくなってしまった

激昂前に話していた内容がわたしの音楽活動について、大学のライブで弾き語りに良い曲がないかなあと母に相談していたのに割り込んできた際に、お前の歌なんか誰も聞きに来ないからそんなことやめろとか、そんな金があれば実家に送れとか(お前はパラサイト無職だろとツッコみたかった)、そういう内容のことを言われた

恋愛面に関しては私も自分の顔面偏差値だって体型だって中身だって他人にひどく劣っていることは自覚しているのでまあまあ我慢できた

しかし、音楽だけは頑張っていたし、わたしにとっては一番の特別だったので本当に耐えられなかった

 

兄が部屋に戻ったあと、インターンの日誌を書くのに集中したいからと言って実家を出て、自転車で数分のところにあるファストフード店に行った

多分2,3時間その店にいたと思う

実家に帰りたくない、一人暮らしの部屋に戻りたいと思うと閉店まで体が動かなかった

 

兄とのやり取りを見ていた母からメールが来ていたが、兄を許せるとか許せないとかではなく、明日からもこの状況が続くと思うと我慢できなかった

 

次の日はわりと派手に遅刻したしひどい顔で一日を過ごした

 

 

2017年、夏

明日の午後から3日間、また兄と同じ家で過ごさなければいけない

正直なところ、耐えられない

 

去年兄も実家の居心地が悪く、わたしにあたって憂さ晴らしをしていただけだとは思うが、ハラスメントの数々を忘れることもなかったことにはできない

 

ただ、1点において変わった点としては、わたしは兄が成し得なかった「4年次卒業」と「就職活動を終えて来年から社会人」という2つの強いカードを持ったことである

 

きっと兄はわたしにまた様々なハラスメントをすると予想される

だからといって、わたしはこのカードを使って兄を虐めてはいけない

 

 

 

わたしは兄より立派な人間になりたい

 

 

【追記】

散々兄の悪口を書いておいて、誤解を与えてはいけないと思うのですが

わたしは兄のこの性質(と呼ぶのか?)を「両親の教育の失敗」としてはとらえてはいません

兄とわたしは2歳差で5人兄弟の長子組として何かと我慢であったり、抑制体験をすることはままありました。もちろん兄は長男としてそれなりの苦労を積んで24年間生きてきたんだと思います。

わたしも大学に入り、親元を離れるまでは考えも何もかもおこちゃまでしたので、もし妹がわたしより勉強できてスポーツできて(背も高いし)、わたしに彼氏がいて妹にいなかったら、確実に兄と同じことを妹にしていたと思います

でも一人暮らしやアルバイトや就職活動で社会にある理不尽なことを少しずつ経験していくにあたり、兄弟の成長や個々の素質が現れることを喜べる良い姉に近づいている実感があります

もちろんまだまだ出来損ないの人間ではありますが、それでも兄の癇癪がちな態度やそれによって導かれる言葉に対し、どうしても「1.7m級幼児(語彙進化版)」という印象を持ってしまっていました

わたしができた成長が兄にはできていないんじゃないかな、と少し不憫に見えることもあります

 

それでも、去年の夏のハラスメント嵐までは兄は私にとってかっこよくて自慢の兄だったのに、なんでこんなに子供みたいなんだろう、と理解が追い付かず、ただただ大好きだった兄に強い言葉の暴力を受けたことで、兄を尊敬する気持ちは消え、ただただハラスメントに対しての恐怖と兄への嫌悪が生まれてしまったのだと自分なりに分析しています

 

わたしが兄へここまでの嫌悪を持ってしまったのは決して親のせいではなく、同じ教育を受けたはずの兄がここまで人を傷つけることができるようになってしまったのは彼が大人になる機会をまだ与えられていないだけ、ということを追記したかったのですが、すごく長くなってしまいました

 

わたしは立派でもよくできた人間でもないですが、妹と弟をちゃんと一人の人間として大事にしているつもりです。自分が兄に大事にされていない分、3人に甘えられるお姉ちゃんを見せられる大人になりたいです。

いまは兄への悪い思い出が最新の思い出ですが、いつか上書き保存がされると信じていますし、そうしたらわたしも第二子として兄に甘えたいと思っています。

 

兄はちょっと子供すぎるだけ、両親はいつでも兄弟に対しては公平です

勉強をよく頑張ればごほうび、部活をよく頑張れば褒める、お手伝いをしたら多大な感謝をくれる両親の教育が間違っているとは思っていません